ベランダの排水溝が詰まったみたい

我が家のベランダは自慢のベランダだ。なぜなら晴れた日には富士山が鮮やかに見えるし、相模湾も見下ろせる。しかも空気が澄んでいれば房総半島まで見えるほどの絶景ポイントだからだ。下手な観光地に行くよりずっと我が家のベランダの方が絶景である。

そんなわけで、休みの日には夫と二人、ベランダでぼーっとするのが最高の贅沢だ。ミニテーブルを出し、木製のリクライニングチェアに座ってビールを飲みながら富士山と相模湾と房総半島をぼんやり眺めていると、大げさじゃなく、脳みそが溶けるんじゃないかと思うくらいリラックスできる。それに地域のお祭りのときは近くの山から花火が上がるので、それもチェアに座りながら眺めることができる。もしこの家を売るとしたら、ベランダからの景色だけでも数百万円の価値が付いてもおかしくないくらいだ。

だけどそんな自慢のベランダ、最近水はけが悪い。雨が降るといつまでもベランダに水が溜まったままである。このまま放っておくとボウフラなんかが湧いてきそうで衛生的にもよろしくない。そこである休日、私と夫は二人がかりでベランダの大掃除をすることになった。普段はあまり気にしていなかったけれど、広めのベランダなので端っこに落ちている落ち葉をかき集めるだけでも相当な量になった。だけどもっとエライことになっていたのは排水溝である。夫が軽く排水溝の蓋を取り、中身を掻きだしただけで、大量の落ち葉とGがわさわさ出てきたのである。こんなにGが大発生している中で、よくもビールを飲めたものだと、今更ながら鳥肌ものである。知らないほうがよかったのか、知ることができてよかったのか。何はともあれ、半日を費やしてベランダをピカピカにすることができた。もちろんホウ酸団子を四隅にばっちり設置して。

満点の星空を見ながら、その夜もベランダで乾杯したのだった。

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